母が生きていたら
昨日が、86回目の誕生日でした。
母の人生もまた、誰もがそうであるように
決して楽なものではなかったですが
唯一の救いは、最期の最期まで
父に愛された事だったかもしれません。
母が病に倒れてからというもの
父の献身ぶりは、看護師さん達の間で
評判になる程でした。
そして、最期の時も
父だけが母の傍らにいて
ふたりきりの空間の中で
母は苦しむ事なく、逝きました。
それから、そのわずか数年後
今度は父が突然倒れ
たったひとりで、母の元に旅立ちました。
私は周囲の人に
今の時代にしては早くに両親を亡くした事
それも、立て続けに亡くした事を
不憫がられたりしました。
もちろん、深い悲しみの中にはいましたが
それでも心のどこかで
『ああ、これで
父も母も、淋しい想いをしなくて済む…』
そんなふうにも思ったものです。
多分…
娘である私にとっても
両親が最期まで、お互いを想い合ってた事が
唯一の救いだったのかもしれません。(^-^)
生前、父は母の誕生日だからといって
何をするわけではありませんでしたし
母も、何かを求めたりした事は無かったです。
そういう夫婦でしたから
昨日もふたりは、普段と変わりなく穏やかに
過ごしたのだろうと思います。(笑)
まぁけど
一応ww、私からは贈っておきました。
言葉だけ。(笑)
「誕生日、おめでとう!」(*´∇`*)